山頂まで370m。
約1時間。
ゴールが見えると自然と力がわいてきます。
仕事も人生も同じかも。
山小屋でもらったおにぎりで腹ごしら。
ちなみにカップヌードルは600円。
トイレは200円。
その先のゴールを目指し、早朝6時、出発。
ある異変に気づきます。
さすがに3700m。
気圧の影響で疲労のスピードがまるで違う。
20歩あるくと、足が震える。
身体が重い。息があがる。
なるほどアスリートが高地で
トレーニングする理由を体感。
ただ、進むしか道はない。
休みながらも少しづつ。
着実に一歩づつ。
ゴールに導くものはこの一歩しかない。
そして、ついにゴール!
メンバー6人、1人の離脱者を出さず完遂!
全てが感動に変わる、山頂3776m。
そこには大自然の驚異、富士山火口も一望。
はるか雲の上、絶景という言葉だけでは
かたづけられません。
山頂には、とりいとお賽銭箱。
日本一の場所で
仕事、人生も日本一祈願をして
あとは下りるだけ。
ひたすら下る砂利道は、登りに比べれば楽勝。
意気揚々と出発するメンバー6人。
このとき、これから本当の挑戦が始まることを、
だれも一人、知る由もなかった。
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